翻訳業界用語集(その2)
「○○翻訳」ってなに?(その2)
まずは下記の用語を4つのカテゴリーに分類してみました。内容的に重複するものがあり、きっちり4つに分類できるわけではないのですが、考え方を整理するために、あえて4つに分類してみました。私もこの業界に26年間いますが、いまだオーソライズされた用語の定義があるわけではないので、翻訳業界に身をおく方々それぞれで受け止め方が少しずつ違うかもしれません。したがって、このような考え方もあるという程度の認識でお読みいただければ幸いです。
(1)「一般翻訳との対比」から生まれた呼び名
一般翻訳
技術翻訳
実務翻訳
産業翻訳
工業翻訳
ビジネス翻訳
(2)「翻訳分野」別に分類した呼び名
経済翻訳
金融翻訳
医学翻訳
医療翻訳
医薬翻訳
薬学翻訳
メディカル翻訳
化学翻訳
生物翻訳
バイオ翻訳
IT翻訳
Web翻訳
特許翻訳
文芸翻訳
出版翻訳
映像翻訳
法務翻訳
(3)「翻訳対象の文書の種類」別に分類した呼び名
マニュアル翻訳
論文翻訳
契約書翻訳
戸籍翻訳
登記翻訳
(4)「コンピュータソフトを使っての翻訳」に関係する呼び名
自動翻訳
機械翻訳
人間翻訳
手翻訳
無料翻訳
次回からは、一つ一つの用語の意味を検証していきます。
(この項、続く)
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まずは下記の用語を4つのカテゴリーに分類してみました。内容的に重複するものがあり、きっちり4つに分類できるわけではないのですが、考え方を整理するために、あえて4つに分類してみました。私もこの業界に26年間いますが、いまだオーソライズされた用語の定義があるわけではないので、翻訳業界に身をおく方々それぞれで受け止め方が少しずつ違うかもしれません。したがって、このような考え方もあるという程度の認識でお読みいただければ幸いです。
(1)「一般翻訳との対比」から生まれた呼び名
一般翻訳
技術翻訳
実務翻訳
産業翻訳
工業翻訳
ビジネス翻訳
(2)「翻訳分野」別に分類した呼び名
経済翻訳
金融翻訳
医学翻訳
医療翻訳
医薬翻訳
薬学翻訳
メディカル翻訳
化学翻訳
生物翻訳
バイオ翻訳
IT翻訳
Web翻訳
特許翻訳
文芸翻訳
出版翻訳
映像翻訳
法務翻訳
(3)「翻訳対象の文書の種類」別に分類した呼び名
マニュアル翻訳
論文翻訳
契約書翻訳
戸籍翻訳
登記翻訳
(4)「コンピュータソフトを使っての翻訳」に関係する呼び名
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機械翻訳
人間翻訳
手翻訳
無料翻訳
次回からは、一つ一つの用語の意味を検証していきます。
(この項、続く)
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翻訳業界用語集(その1)
「○○翻訳」ってなに?
技術翻訳、実務翻訳、産業翻訳、出版翻訳、映像翻訳・・・・・・世の中には色々な呼び名の翻訳があります。そこで、主だった翻訳会社のWebsiteの中から、「○○翻訳」という言葉を選び出し、Googleを使ってそれぞれの用語の出現数を調べてみました。その結果が下記のリストです。
長いあいだこの翻訳業界に身をおく方達は、きっと下記の結果を意外に思うのではないでしょうか?少なくとも私はそう感じました。「経済翻訳」や「出版翻訳」が「技術翻訳」より多いとは思いませんでした。「Web翻訳」が「産業翻訳」や「実務翻訳」よりも多いとは思いませんでした。
ひとつ注意しておかなければならないことは、検索エンジンでの出現数は「いつの時点でのデータか?」がとても大事です。たとえば、「技術翻訳」を2006年の4月に検索した時は、1,500万件以上ヒットしましたが、9月には1,100万件になり、11月には600万件、12月には300万件、そして2007年1月24日には、とうとう276万件にまで減ってきています。Googleが激しくそのアルゴリズムを変更してきたためと思われます。したがって下記のデータは、過去との比較ではなく、あくまでも現時点での各用語の相対比較となります。
もちろん「経済翻訳」が「経済分野の翻訳の仕事」にすべて直結している、とは考えていません。しかし、なんらかの指標にはなるはずですし、また、世の中の動きをある程度反映していると思います。
これから思いつくままに業界用語を拾い出し、「翻訳業界用語集」を作っていくつもりです。まずは手始めに、下記の用語からひとつひとつ検証していこうと思います。なお、すでにある程度できあがったものが、ジェスコーポレーションWebsiteの「業界用語集」のページにあります。ご興味のある方はご参照いただければ幸いです。
下記の言葉をGoogleで検索した時の出現数(2007年1月24日現在)
(万未満は四捨五入)
1. 経済翻訳 417万件
2. 無料翻訳 404万件
3. 出版翻訳 323万件
4. 技術翻訳 276万件
5. Web翻訳 258万件
6. 自動翻訳 205万件
7. 映像翻訳 194万件
8. 機械翻訳 177万件
9. 一般翻訳 175万件
10. 金融翻訳 174万件
11. 医療翻訳 172万件
12. IT翻訳 166万件
13. 医学翻訳 161万件
14. 契約書翻訳 161万件
15. 産業翻訳 159万件
16. 人間翻訳 153万件
17. 工業翻訳 152万件
18. 論文翻訳 141万件
19. 特許翻訳 138万件
20. 文芸翻訳 133万件
21. 化学翻訳 125万件
22. 実務翻訳 121万件
23. 生物翻訳 121万件
24. 法務翻訳 118万件
25. 医薬翻訳 71万件
26. バイオ翻訳 54万件
27. 薬学翻訳 42万件
28. 戸籍翻訳 27万件
29. 登記翻訳 25万件
30. マニュアル翻訳 4万件
31. ビジネス翻訳 4万件
32. 手翻訳 2,070件
33. メディカル翻訳 817件
(この項、次回へ続く)
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技術翻訳、実務翻訳、産業翻訳、出版翻訳、映像翻訳・・・・・・世の中には色々な呼び名の翻訳があります。そこで、主だった翻訳会社のWebsiteの中から、「○○翻訳」という言葉を選び出し、Googleを使ってそれぞれの用語の出現数を調べてみました。その結果が下記のリストです。
長いあいだこの翻訳業界に身をおく方達は、きっと下記の結果を意外に思うのではないでしょうか?少なくとも私はそう感じました。「経済翻訳」や「出版翻訳」が「技術翻訳」より多いとは思いませんでした。「Web翻訳」が「産業翻訳」や「実務翻訳」よりも多いとは思いませんでした。
ひとつ注意しておかなければならないことは、検索エンジンでの出現数は「いつの時点でのデータか?」がとても大事です。たとえば、「技術翻訳」を2006年の4月に検索した時は、1,500万件以上ヒットしましたが、9月には1,100万件になり、11月には600万件、12月には300万件、そして2007年1月24日には、とうとう276万件にまで減ってきています。Googleが激しくそのアルゴリズムを変更してきたためと思われます。したがって下記のデータは、過去との比較ではなく、あくまでも現時点での各用語の相対比較となります。
もちろん「経済翻訳」が「経済分野の翻訳の仕事」にすべて直結している、とは考えていません。しかし、なんらかの指標にはなるはずですし、また、世の中の動きをある程度反映していると思います。
これから思いつくままに業界用語を拾い出し、「翻訳業界用語集」を作っていくつもりです。まずは手始めに、下記の用語からひとつひとつ検証していこうと思います。なお、すでにある程度できあがったものが、ジェスコーポレーションWebsiteの「業界用語集」のページにあります。ご興味のある方はご参照いただければ幸いです。
下記の言葉をGoogleで検索した時の出現数(2007年1月24日現在)
(万未満は四捨五入)
1. 経済翻訳 417万件
2. 無料翻訳 404万件
3. 出版翻訳 323万件
4. 技術翻訳 276万件
5. Web翻訳 258万件
6. 自動翻訳 205万件
7. 映像翻訳 194万件
8. 機械翻訳 177万件
9. 一般翻訳 175万件
10. 金融翻訳 174万件
11. 医療翻訳 172万件
12. IT翻訳 166万件
13. 医学翻訳 161万件
14. 契約書翻訳 161万件
15. 産業翻訳 159万件
16. 人間翻訳 153万件
17. 工業翻訳 152万件
18. 論文翻訳 141万件
19. 特許翻訳 138万件
20. 文芸翻訳 133万件
21. 化学翻訳 125万件
22. 実務翻訳 121万件
23. 生物翻訳 121万件
24. 法務翻訳 118万件
25. 医薬翻訳 71万件
26. バイオ翻訳 54万件
27. 薬学翻訳 42万件
28. 戸籍翻訳 27万件
29. 登記翻訳 25万件
30. マニュアル翻訳 4万件
31. ビジネス翻訳 4万件
32. 手翻訳 2,070件
33. メディカル翻訳 817件
(この項、次回へ続く)
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微妙に違う和製英語とまったく通じない和製英語(その10)
(前回からの続き)
引き続き、思いつくままに和製英語で文章を作ってみました。
「昨日、コインランドリーに行き、洗濯をした。さすがにオーダーメードのワイシャツは作りがしっかりしているが、バーゲンで買ったフリーサイズのトレーナーは1回洗っただけで縮んでしまった」
「コインランドリー」は、あの「金儲けの神様」と称えられた、邱永漢さん(きゅうえいかん、実業家、作家、経済評論家)が発明した商売だと、ずいぶん昔になりますが、彼の著書の中で読んだ記憶があります。 英語では、”laundromat” と言います。 ちなみに、確か「ビジネスホテル」と言うものも、邱永漢さんの発明だと書いてありました。
「オーダーメード」は、 “custom-made” と言います。
「ワイシャツ」は、“white shirt” がなまったもの。英語では “shirt” だけでOKです。
「バーゲン」 “bargain” だけでは、「掘り出し物」の意味。 “sale” が正解。 “bargain sale” とはあまり言わないそうです。
「フリーサイズ」 は、 “One Size Fits All” と言います。英語のネイティブにとって “free size” は「???????」となります。
「トレーナー」を “trainer” とすると、「(馬の)調教師」となります。英語では “sweat shirt” と言います。
「家でゴロゴロしてナイター見ていてもつまらないので、たまにはライブハウスにでも行ってみようと家を出たが、結局ゲーセンで時間とお金を費やしただけだった」
「ナイター 」は和製英語の傑作でしょうね。英語では、“night game” と言います。
「ライブハウス」から英語のネイティブが連想するものは、“live house” =「生き物のいる家」だそうです。英語では、”concert hall” とか ”club” と言います。
初めて「ゲーセン」という言葉を聞いたとき、私はまったくその意味がわかりませんでしたが、ただ「何となくいかがわしいもの」という響きを感じました。同様に、初めて「ゲーセンに行こう」と誘われたあるネイティブは、「gayの温泉」を連想したそうです。ともかく「ゲーセン」は「ゲームセンター」の略ですから、英語では、“video arcade” もしくは単に ”arcade” と言います。
「このホームページはリンクフリーです」
本来 ”website” のトップページのことを「ホームページ」と呼ぶのですが、日本では、”website” 全体のことを、「ホームページ」と呼ぶ習慣が定着してしまったようです。したがって、「ホームページ」は、英語では、”website”, 「トップページ」は、“homepage” もしくは、”home” となります。
「リンクフリー」とネイティブに言うと「????????」となります。したがって、「このサイトへのリンクはご自由にどうぞ」を英語にすると、”Please feel free to link to this site.” となります。
「家をリフォームしてガスストーブ用のガス栓の位置と、クーラー用のコンセントの位置を変えた」
「リフォームする」は、”remodel” か、“renovate” か、“redo” を使います。英語の ”reform” は、「制度・社会・政治などを改善する、とか、人を改心させる」という意味になります。
「ガスストーブ」つまり、”gas stove” は、「料理用ガスレンジ」を連想させます。暖房器具の「ガスストーブ」ならば、”gas heater” を使います。
「クーラー」つまり、”cooler” と言うと、ネイティブは、「クーラーボックス」を連想するようです。「冷房機」のことであれば、”air conditioner” となります。日本語では通常「エアコン」と言っていますが。
「コンセント」と言うとネイティブは、”consent” = 「同意する」を連想します。日本語の「コンセント」は、米国では、”outlet” 英国では、”socket” と言います。
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引き続き、思いつくままに和製英語で文章を作ってみました。
「昨日、コインランドリーに行き、洗濯をした。さすがにオーダーメードのワイシャツは作りがしっかりしているが、バーゲンで買ったフリーサイズのトレーナーは1回洗っただけで縮んでしまった」
「コインランドリー」は、あの「金儲けの神様」と称えられた、邱永漢さん(きゅうえいかん、実業家、作家、経済評論家)が発明した商売だと、ずいぶん昔になりますが、彼の著書の中で読んだ記憶があります。 英語では、”laundromat” と言います。 ちなみに、確か「ビジネスホテル」と言うものも、邱永漢さんの発明だと書いてありました。
「オーダーメード」は、 “custom-made” と言います。
「ワイシャツ」は、“white shirt” がなまったもの。英語では “shirt” だけでOKです。
「バーゲン」 “bargain” だけでは、「掘り出し物」の意味。 “sale” が正解。 “bargain sale” とはあまり言わないそうです。
「フリーサイズ」 は、 “One Size Fits All” と言います。英語のネイティブにとって “free size” は「???????」となります。
「トレーナー」を “trainer” とすると、「(馬の)調教師」となります。英語では “sweat shirt” と言います。
「家でゴロゴロしてナイター見ていてもつまらないので、たまにはライブハウスにでも行ってみようと家を出たが、結局ゲーセンで時間とお金を費やしただけだった」
「ナイター 」は和製英語の傑作でしょうね。英語では、“night game” と言います。
「ライブハウス」から英語のネイティブが連想するものは、“live house” =「生き物のいる家」だそうです。英語では、”concert hall” とか ”club” と言います。
初めて「ゲーセン」という言葉を聞いたとき、私はまったくその意味がわかりませんでしたが、ただ「何となくいかがわしいもの」という響きを感じました。同様に、初めて「ゲーセンに行こう」と誘われたあるネイティブは、「gayの温泉」を連想したそうです。ともかく「ゲーセン」は「ゲームセンター」の略ですから、英語では、“video arcade” もしくは単に ”arcade” と言います。
「このホームページはリンクフリーです」
本来 ”website” のトップページのことを「ホームページ」と呼ぶのですが、日本では、”website” 全体のことを、「ホームページ」と呼ぶ習慣が定着してしまったようです。したがって、「ホームページ」は、英語では、”website”, 「トップページ」は、“homepage” もしくは、”home” となります。
「リンクフリー」とネイティブに言うと「????????」となります。したがって、「このサイトへのリンクはご自由にどうぞ」を英語にすると、”Please feel free to link to this site.” となります。
「家をリフォームしてガスストーブ用のガス栓の位置と、クーラー用のコンセントの位置を変えた」
「リフォームする」は、”remodel” か、“renovate” か、“redo” を使います。英語の ”reform” は、「制度・社会・政治などを改善する、とか、人を改心させる」という意味になります。
「ガスストーブ」つまり、”gas stove” は、「料理用ガスレンジ」を連想させます。暖房器具の「ガスストーブ」ならば、”gas heater” を使います。
「クーラー」つまり、”cooler” と言うと、ネイティブは、「クーラーボックス」を連想するようです。「冷房機」のことであれば、”air conditioner” となります。日本語では通常「エアコン」と言っていますが。
「コンセント」と言うとネイティブは、”consent” = 「同意する」を連想します。日本語の「コンセント」は、米国では、”outlet” 英国では、”socket” と言います。
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微妙に違う和製英語とまったく通じない和製英語(その9)
(前回からの続き)
引き続き、思いつくままに和製英語で文章を作ってみました。
「パネラーの一人が重要な問題提起をしたので、司会者は、フリートーキング形式での討論に切り換えた。その後はアットホームな雰囲気の中で討論は進められていった。」
「パネラー」(パネルディスカッション―公開討論会―の討論者)は、”panelist” です。
日本語では形式や時間などの制限を設けない「自由討論」のことを「フリートーキング」と言っているようですが、英語でこの意味に当たる言葉はないようです。意味をとらえて英語にすれば、”unthemed discussion” となるようですが、実際には(少なくとも英国では)このような言葉はないとのことです。
「アットホーム」をそのまま “at home” とすると、「家で」という副詞句になってしまいます。意味的には、”cozy” とか “homey” となります。
「彼はフライングをしたためそのレースで失格となった」
日本語で「フライングする」は、正常なスタートの時間よりも早くスタートをする「不正スタート」という意味で使われていますが、英語の “flying start” は「好調なスタート」「良いスタート」を意味します。まったく意味が逆ですね。日本語の「フライングする」を英語で言うと、”jump the gun” とか “make a false start” となります。
「彼はフライングをしたためそのレースで失格となった」
He was disqualified from the race because he jumped the gun.
英語の “flying” を使って例文を作ると次のようになります。
「彼は選挙運動で好調なスタートを切った」
He has got off to a flying start in the election campaign.
「女子社員にスリーサイズなんかを平気で聞くあのバカ部長、セクハラで訴えられて、結局最後はリストラされたよ」
日本のマスコミでは不思議なことに、しばしば人間の名前の後に年齢をつけ加えます。たとえば、女優竹内結子(26)、城島健司捕手(30)のように。これは欧米人には理解しがたいことのようなのですが、実は私にもよく理解できません。従って日本の習慣としか言いようがないのですが、同様にアイドル女性の紹介文には多くの場合「スリーサイズ」が加えられます。そもそも英米で女性の身体のサイズを表示する習慣がない(特殊なアダルト雑誌を除けば)そうなので、この「スリーサイズ」にあたる言葉はないようです。あえて言えば、”vital statistics" とのことです。
「セクハラ」は、日本語お得意の省略形で「セクシャルハラスメント」。英語では “sexual harassment” ですね。
「リストラ」も同様に「リストラクチャリング」の省略形で、英語では、”restructuring” となります。英語の”restructuring” は、本来「事業の再構築」を意味する言葉です(しかし最近の米国では、ただ単に社員の人減らしのことを”restructuring” と使っているケースもあるようですが)。現在の日本では確実に「社員を首にする」という意味で使われているので、その意味では、”downsizing” とか “lay off” が近いでしょう。「首にする」と動詞で使う場合には、口語では”fire”が良く使われます。
(この項、続く)
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引き続き、思いつくままに和製英語で文章を作ってみました。
「パネラーの一人が重要な問題提起をしたので、司会者は、フリートーキング形式での討論に切り換えた。その後はアットホームな雰囲気の中で討論は進められていった。」
「パネラー」(パネルディスカッション―公開討論会―の討論者)は、”panelist” です。
日本語では形式や時間などの制限を設けない「自由討論」のことを「フリートーキング」と言っているようですが、英語でこの意味に当たる言葉はないようです。意味をとらえて英語にすれば、”unthemed discussion” となるようですが、実際には(少なくとも英国では)このような言葉はないとのことです。
「アットホーム」をそのまま “at home” とすると、「家で」という副詞句になってしまいます。意味的には、”cozy” とか “homey” となります。
「彼はフライングをしたためそのレースで失格となった」
日本語で「フライングする」は、正常なスタートの時間よりも早くスタートをする「不正スタート」という意味で使われていますが、英語の “flying start” は「好調なスタート」「良いスタート」を意味します。まったく意味が逆ですね。日本語の「フライングする」を英語で言うと、”jump the gun” とか “make a false start” となります。
「彼はフライングをしたためそのレースで失格となった」
He was disqualified from the race because he jumped the gun.
英語の “flying” を使って例文を作ると次のようになります。
「彼は選挙運動で好調なスタートを切った」
He has got off to a flying start in the election campaign.
「女子社員にスリーサイズなんかを平気で聞くあのバカ部長、セクハラで訴えられて、結局最後はリストラされたよ」
日本のマスコミでは不思議なことに、しばしば人間の名前の後に年齢をつけ加えます。たとえば、女優竹内結子(26)、城島健司捕手(30)のように。これは欧米人には理解しがたいことのようなのですが、実は私にもよく理解できません。従って日本の習慣としか言いようがないのですが、同様にアイドル女性の紹介文には多くの場合「スリーサイズ」が加えられます。そもそも英米で女性の身体のサイズを表示する習慣がない(特殊なアダルト雑誌を除けば)そうなので、この「スリーサイズ」にあたる言葉はないようです。あえて言えば、”vital statistics" とのことです。
「セクハラ」は、日本語お得意の省略形で「セクシャルハラスメント」。英語では “sexual harassment” ですね。
「リストラ」も同様に「リストラクチャリング」の省略形で、英語では、”restructuring” となります。英語の”restructuring” は、本来「事業の再構築」を意味する言葉です(しかし最近の米国では、ただ単に社員の人減らしのことを”restructuring” と使っているケースもあるようですが)。現在の日本では確実に「社員を首にする」という意味で使われているので、その意味では、”downsizing” とか “lay off” が近いでしょう。「首にする」と動詞で使う場合には、口語では”fire”が良く使われます。
(この項、続く)
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微妙に違う和製英語とまったく通じない和製英語(その8)
(前回からの続き)
引き続き、思いつくままに和製英語で文章を作ってみました。
「昇進のためのペーパーテストがあったんだけど、ここ数年かなり量的にボリュームアップされているうえに、あのワンマン社長、かなりマニアックなサッカー好きなんで、昇進試験にサッカーの問題を出すと言い出したんだ。切羽詰った営業部のY君、試験でカンニングして、それを試験監督やっていたガードマンに見つかってしまい、かわいそうにY君、事実上のペーパーカンパニーへ左遷されてしまったよ」
「ペーパーテスト」は、”written test” とか ”written exam” ですね。
「ボリュームアップする」は、”to get more” です。
「ひとりだけの」という意味の「ワンマン」なら、英語でも “one-man show” と言います。しかし独裁者という意味での「ワンマン社長」は、”dictatorial president” となります。
日本語で最近良く使われている、「マニアック」を使って、「マニアックなサッカー好き」をそのまま “maniac” と言ってしまうと、かなりネガティブな意味(病的に気の狂った人に近い)なので、「熱狂的なファン」という意味で “football fanatic” とか “football nut" を使います。
「試験でカンニングする」は、”cheat at an examination” ですね。英語の “cunning” は、「悪賢い、ずるい」という形容詞か「悪賢さ、ずるさ」という名詞になります。
「ガードマン」は、"guard”, “security guard”, “watch”, “watchman” と言います。
英語で「ペーパーカンパニー」つまり “paper company” と言うと「製紙会社」の意味になってしまいます。登記上存在するだけで実体のない会社を意味するときには、”bogus company”とか”front company” と言うようです。
「彼女は運転免許書をとってから一度もハンドルを握ったことがない、完全なペーパードライバーなんだ。それなのに先日いきなり自分で運転して、近所のリサイクルショップ へ行くと言い出したんだ。途中のガソリンスタンドで給油したまでは、よかったんだけど、そこから出るときに、他の車にぶつけてしまったよ。彼女ぜんぜんバックミラーを見ていなかったらしいんだ」
「ハンドル」は、”wheel” です。
「ペーパードライバー」にあたる英語は英国にはないそうなので、言葉で説明するしかないようです。「彼女はペーパードライバーだ」は、
“She has a license but she can’t drive.” となります。
「リサイクル」”recycle”という言葉自体は英語で、「廃棄物を再循環させる」という意味があります。しかし日本語で使われている、中古品販売のショップ「リサイクルショップ」は、”second hand shop” とか、”used goods shop” のほうが近いようです。
「ガソリンスタンド」は、”gas station” か “filling station” となります。
「バックミラー」は、”rearview mirror” と言います。
(この項、続く)
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引き続き、思いつくままに和製英語で文章を作ってみました。
「昇進のためのペーパーテストがあったんだけど、ここ数年かなり量的にボリュームアップされているうえに、あのワンマン社長、かなりマニアックなサッカー好きなんで、昇進試験にサッカーの問題を出すと言い出したんだ。切羽詰った営業部のY君、試験でカンニングして、それを試験監督やっていたガードマンに見つかってしまい、かわいそうにY君、事実上のペーパーカンパニーへ左遷されてしまったよ」
「ペーパーテスト」は、”written test” とか ”written exam” ですね。
「ボリュームアップする」は、”to get more” です。
「ひとりだけの」という意味の「ワンマン」なら、英語でも “one-man show” と言います。しかし独裁者という意味での「ワンマン社長」は、”dictatorial president” となります。
日本語で最近良く使われている、「マニアック」を使って、「マニアックなサッカー好き」をそのまま “maniac” と言ってしまうと、かなりネガティブな意味(病的に気の狂った人に近い)なので、「熱狂的なファン」という意味で “football fanatic” とか “football nut" を使います。
「試験でカンニングする」は、”cheat at an examination” ですね。英語の “cunning” は、「悪賢い、ずるい」という形容詞か「悪賢さ、ずるさ」という名詞になります。
「ガードマン」は、"guard”, “security guard”, “watch”, “watchman” と言います。
英語で「ペーパーカンパニー」つまり “paper company” と言うと「製紙会社」の意味になってしまいます。登記上存在するだけで実体のない会社を意味するときには、”bogus company”とか”front company” と言うようです。
「彼女は運転免許書をとってから一度もハンドルを握ったことがない、完全なペーパードライバーなんだ。それなのに先日いきなり自分で運転して、近所のリサイクルショップ へ行くと言い出したんだ。途中のガソリンスタンドで給油したまでは、よかったんだけど、そこから出るときに、他の車にぶつけてしまったよ。彼女ぜんぜんバックミラーを見ていなかったらしいんだ」
「ハンドル」は、”wheel” です。
「ペーパードライバー」にあたる英語は英国にはないそうなので、言葉で説明するしかないようです。「彼女はペーパードライバーだ」は、
“She has a license but she can’t drive.” となります。
「リサイクル」”recycle”という言葉自体は英語で、「廃棄物を再循環させる」という意味があります。しかし日本語で使われている、中古品販売のショップ「リサイクルショップ」は、”second hand shop” とか、”used goods shop” のほうが近いようです。
「ガソリンスタンド」は、”gas station” か “filling station” となります。
「バックミラー」は、”rearview mirror” と言います。
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微妙に違う和製英語とまったく通じない和製英語(その7)
(前回からの続き)
引き続き、思いつくままに和製英語で文章を作ってみました。
「『今年こそ絶対スマートになる!』って決心したのに、もうウエストバッグのベルトがきつくなってきたわ。私ってお酒飲めないから、宴会ではサイダーやコーラ飲みまくっているし、甘いものが好きだから、このあいだもバイキングで思いっきりデザートのシュークリームやアイスキャンディーなんかを食べまくってしまったので、あたりまえよね」
英語の “smart” は「賢い、利口な」という意味ですから、「体型が細い」という意味で使いたい時は “slender” か “slim” を使います。
「ウエストバッグ」は、米国では、”fanny pack” 英国では、”bum bag” と言います。ちなみに日本語の「ウエスト」は、英語では ”waist” つまり「ウエイスト」と発音するので、ネイティブが「ウエストバッグ」と聞くと”west bag” 「西のかばん、????」となります。
英国人に聞くと、英語の ”cider” は、“very strong alcoholic drink” の1種なので、「宴会でサイダーを飲みまくった」というと、お酒を飲めない人がなんでそんなに「強いお酒を飲みまくる」のだろうとなります。日本語の「サイダー」を英語で言うと、 “soda pop” と言うそうです。
“Viking” は「スカンジナビアの海賊」のことですから、日本語の「バイキング」を意味したい時は、 “smorgasbord restaurant” か “buffet restaurant” を使います。
英語のネイティブが「シュークリーム」と聞くと、“shoe cream” つまり「靴磨きのクリーム」を連想するようです。英語では、”cream puff” と言うそうです。
「アイスキャンディー 」は、米国では、”popsicle” 英国では、”ice-lolly” と言います。
「あの美容院の店長さんって、ロス仕込みのテクニックでどんどん新規のお客さんを増やしているのよ。自分自身の髪はオールバックなんかにしちゃって、一見すっごくワイルドなんだけど、実はちょっとナイーブなところがあってかわいいの。でも○○さんの髪をショートカットにしたワザなんか相当なものよ」
英語のネイティブが、「ロス」と聞くとまず第一に ”loss” つまり「損失」を連想します。英語では、”Los Angeles” の頭文字をとって ”LA” と言います。
「オールバック」のことを英国では、“slicked back hair” と言うそうです。
日本語の「ワイルド」を英語にした場合、一番近い英語の単語は、“rugged” のようです。"wild" をそのまま使うと「野蛮な」という意味にもとられかねないので注意が必要です。
日本語では「ナイーブ」 を「繊細な」という意味で使っていますが、英語の “naive” は、「単純な、世間知らずの、だまされやすい」という意味で、かなりネガティブな意味となります。「繊細な」という意味で使いたい時は、”delicate” を使います。
「ショートカット」をそのまま “shortcut” と言ってしまうと、「近道」の意味になってしまいます。髪型の「ショーカット」ならば、“short hair” と言います。
(この項、続く)
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引き続き、思いつくままに和製英語で文章を作ってみました。
「『今年こそ絶対スマートになる!』って決心したのに、もうウエストバッグのベルトがきつくなってきたわ。私ってお酒飲めないから、宴会ではサイダーやコーラ飲みまくっているし、甘いものが好きだから、このあいだもバイキングで思いっきりデザートのシュークリームやアイスキャンディーなんかを食べまくってしまったので、あたりまえよね」
英語の “smart” は「賢い、利口な」という意味ですから、「体型が細い」という意味で使いたい時は “slender” か “slim” を使います。
「ウエストバッグ」は、米国では、”fanny pack” 英国では、”bum bag” と言います。ちなみに日本語の「ウエスト」は、英語では ”waist” つまり「ウエイスト」と発音するので、ネイティブが「ウエストバッグ」と聞くと”west bag” 「西のかばん、????」となります。
英国人に聞くと、英語の ”cider” は、“very strong alcoholic drink” の1種なので、「宴会でサイダーを飲みまくった」というと、お酒を飲めない人がなんでそんなに「強いお酒を飲みまくる」のだろうとなります。日本語の「サイダー」を英語で言うと、 “soda pop” と言うそうです。
“Viking” は「スカンジナビアの海賊」のことですから、日本語の「バイキング」を意味したい時は、 “smorgasbord restaurant” か “buffet restaurant” を使います。
英語のネイティブが「シュークリーム」と聞くと、“shoe cream” つまり「靴磨きのクリーム」を連想するようです。英語では、”cream puff” と言うそうです。
「アイスキャンディー 」は、米国では、”popsicle” 英国では、”ice-lolly” と言います。
「あの美容院の店長さんって、ロス仕込みのテクニックでどんどん新規のお客さんを増やしているのよ。自分自身の髪はオールバックなんかにしちゃって、一見すっごくワイルドなんだけど、実はちょっとナイーブなところがあってかわいいの。でも○○さんの髪をショートカットにしたワザなんか相当なものよ」
英語のネイティブが、「ロス」と聞くとまず第一に ”loss” つまり「損失」を連想します。英語では、”Los Angeles” の頭文字をとって ”LA” と言います。
「オールバック」のことを英国では、“slicked back hair” と言うそうです。
日本語の「ワイルド」を英語にした場合、一番近い英語の単語は、“rugged” のようです。"wild" をそのまま使うと「野蛮な」という意味にもとられかねないので注意が必要です。
日本語では「ナイーブ」 を「繊細な」という意味で使っていますが、英語の “naive” は、「単純な、世間知らずの、だまされやすい」という意味で、かなりネガティブな意味となります。「繊細な」という意味で使いたい時は、”delicate” を使います。
「ショートカット」をそのまま “shortcut” と言ってしまうと、「近道」の意味になってしまいます。髪型の「ショーカット」ならば、“short hair” と言います。
(この項、続く)
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